最終更新:2017年2月5日
政策研究大学院大学 客員教授
略歴
昭和37年3月 東京大学医学部卒業
昭和54年 UCLA 医学部内科 教授 Professor of Medicine
平成元年 東京大学医学部第一内科 教授
平成8年 東海大学 教授、医学部長
平成14年 東海大学 教授、総合医学研究所長
平成15-18年 日本学術会議会長、内閣府総合科学技術会議議員
平成16年 東京大学先端科学技術研究センター教授(客員)、東海大学総合科学技術研究所教授
平成17年 特定非営利活動法人 日本医療政策機構 代表理事
平成18年10月 内閣特別顧問 (~平成20年10月)
平成18年11月 政策研究大学院大学教授
平成26年11月 政策研究大学院大学客員教授データの展望についてメッセージを述べる。
厚生労働省 大臣官房 厚生科学課長
略歴
平成3年(旧)厚生省入省
平成28年6月より現職
演題
健康医療分野のデータベースを用いた戦略研究について
戦略研究及び健康医療分野のデータベースを用いた戦略研究に関して紹介する。
日本医師会 常任理事
略歴
1978年横浜市立大学医学部卒業。横浜市立大学病院第二内科、神奈川県立成人病センター、横浜市立大学病院第二内科、横浜市立港湾病院を経て、はとりクリニック開設。
1995年川崎市幸区医師会理事、2001年川崎市医師会理事、2006年神奈川県医師会理事を経て2014年より日本医師会常任理事。
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演題
健康医療分野データベースを用いた戦略研究合同フォーラム
日本医師会の立場から、大規模データの利活用に向けたICT
戦略等環境整備について概説する。
自治医科大学 学長
略歴
昭和49年東京大学医学部卒業
東京大学医学部第三内科助教授、群馬大学医学部第二内科教授を経て、東京大学大学院医学系研究科循環器内科教授、東大病院長、東京大学トランスレーショナルリサーチ機構長、平成24年より自治医科大学学長、現在 科学技術振興機構CRDS上席フェロー、戦略的創造研究推進事業CREST「生体恒常性維持・変容・破綻機構のネットワーク的理解に基づく最適医療実現のための技術創出」研究総括
演題
ビッグデータ時代の医学と医療
医療データの活用と収集、統合、分析の課題を紹介する。
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻
臨床疫学・経済学分野 教授
略歴
1994年東京大学医学部医学科卒業。
卒業後6年間、臨床医として病院勤務後、東京大学医学部公衆衛生学、東京大学医学部附属病院企画情報運営部、ハーバード大学Health Care Policyなどを経て、2013年より現職。
演題
大規模データを用いた運動器疾患・呼吸器疾患・がん・脳卒中等の臨床疫学・経済分析
大規模データベースを用いた臨床研究の成果をご紹介するとともに、医療ビッグデータ時代の保健・医療・介護のデータ分析とその応用、研究者の育成、社会との連携についてメッセージを述べる。
筑波大学医学医療系・ヘルスサービスリサーチ分野・教授
略歴
1986年筑波大学医学専門学群卒業
東京大学大学院医学研究科博士課程社会医学専攻 (医学博士)、米国ハーバード大学公衆衛生学部修士課程、筑波大学社会医学系助手、帝京大学医学部衛生学公衆衛生学教室助手・講師、南大和老人保健施設長等を経て、2004年より現職
演題
地域包括ケア実現のためのヘルスサービスリサーチ
―二次データ活用システム構築による多角的エビデンス創出拠点―
戦略研究を通じて、全国介護レセプトおよび国民生活基礎調査等、医療・介護を含む二次データを活用した地域包括ケア実現のためのヘルスサービスリサーチを、学際的チームにより推進することができました。その成果および今後の課題についてお話し致します。
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 健康情報学分野教授
略歴
1987年東京医科歯科大卒
米国UCLAフェロー、国立がんセンター研究所
室長を経て、2000年京都大学大学院助教授、2006年より同教授(健康情報学)、2010年より同副専攻長、2016年より同専攻長、医学研究科副研究科長
演題
高齢者医療の適正化推進に向けた エビデンス診療ギャップの解明:既存データベースを利用した、京都大学オンサイトセンターにおける レセプト情報等データベース(NDB)の活用方策の検討
2年間の戦略研究を通して、現在の高齢者医療のいくつかの課題を提示すると共に、将来の社会設計に欠かせない医療ビッグデータの展望についてメッセージを述べる。
医療経済研究機構 研究部・副部長
略歴
2005年 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター
健診情報学講座研究員
2006年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程 博士号
2006年 医療経済研究機構主任研究員
2008年 医療経済研究機構副部長/主席研究員(現在に至る)
演題
レセプト情報・特定健診等情報データベースを利用した医療需要の把握・整理・予測分析および超高速レセプトビックデータ解析基盤の整備
全日本のレセプトデータを縦横無尽に集計・分析することができる「超高速レセプトビッグデータ解析基盤」の構築、診療パターン・地域差・併存症・医療費等を加味した疾病群の経年変化の分析、在宅医療推進および医療と介護の連携を促進させるための分析について紹介する。
作成中
略歴
1987年東京医科歯科大卒
米国UCLAフェロー、国立がんセンター研究所
室長を経て、2000年京都大学大学院助教授、2006年より同教授(健康情報学)、2010年より同副専攻長、2016年より同専攻長、医学研究科副研究科長
演題
高齢者医療の適正化推進に向けた エビデンス診療ギャップの解明:既存データベースを利用した、京都大学オンサイトセンターにおける レセプト情報等データベース(NDB)の活用方策の検討
2年間の戦略研究を通して、現在の高齢者医療のいくつかの課題を提示すると共に、将来の社会設計に欠かせない医療ビッグデータの展望についてメッセージを述べる。
ヤフー株式会社チーフストラテジーオフィサー
略歴
東京大学生物化学専攻にて修士号、イェール大学脳神経科学プログラムにてPh.D.取得。
マッキンゼーに11年余り勤務し、ブランド立て直し、商品・事業開発、DBM/CRMに関わる。2008年9月にヤフーへ移り、2012年7月より現職。
演題
シン・ニホン
新しいAI×データ時代における日本の現状と課題。可能であれば、我が国の医療分野における今後の研究やデータ活用のあり方への期待も含めて述べる。
日本アイ・ビー・エム株式会社 執行役員 ワトソン事業部長
略歴
1985年日本アイ・ビー・エム株式会社入社。経営企画担当部長、アジアパシフィックのBT/CIO 担当部長、理事を経て、インテグレート・テクノロジー・サービス事業担当執行役員に就任。2015年より現職。
演題
Watson Health - 次世代医療のための Cognitive Computing
ワトソンの現状と最新の状況をお伝えし、日本での活用の可能性について皆様との議論に繋げていきたい。
株式会社PEZY Computing
略歴
研究開発系シリアルアントレプレナー
新潟大学医学部卒業(医師)、東京大学大学院医学系研究科
卒業(医学博士 )
東京大学医学部付属病院放射線科の研修医期間修了後、大学
院入学と同時に医療系法人を設立して研究開発を開始。3年
後の1997年には米国シリコンバレーに医療系システム及び次
世代診断装置開発法人を創業。社員350名を登用して世界の
大病院に8千超のシステムを納入。2003年にはインテルのア
ンドリュー・グローブ会長推薦で、日本人初のComputer
World Honors(米国コンピュータ業界栄誉賞)を医療部門で
受賞
演題
「AI・スパコン駆動科学」の健康医療分野応用に向けた可能性~ スパコン、AIエンジン、量子ニューラルネットワークの活用~
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 医療疫学分野 教授
福島県立医科大学 副学長
略歴
北海道大学医学部卒、横須賀米軍病院インターン、カリフォルニア大学(UCSF)で内科研修後、循環器・総合内科臨床に従事。 1990年Harvard医科大学 客員研究員(修士取得)、東大医学部講師、を経て、2000年現職に。東大教授併任(-2002)。 2005年、京大社会健康医学系専攻(SPH)内に「臨床研究者養成プログラム(MCR)」を開講し、これまでに164名の修了者(うち30%が大学教員、4名が教授に)を輩出。 2013-16年京都大学医学研究科 副研究科長。 2016年京大病院内に新設された「臨床研究教育・研修部」の部長を兼務。世界医学サミット (WHS) 第7回本会議 (ベルリン、2015年)にてpresidentを務める。 米国内科学会(ACP)専門医・マスター(MACP)、 ACP日本支部副理事長、日本プライマリ・ケア連合学会理事。2016年に設立された日本臨床疫学会の初代理事長に就任。(www.clinicalepi.org) 2000年に開講した医療疫学分野から、約70名の大学院卒業生を輩出、その60%が大学教員(うち5名の教授を含む)研究室から350編以上の英文原著論文を発信。
演題
データベース研究は医療を元気にする
1990年代末にEBMが世界、そして日本に現れ、浸透・定着した。このEBMの元となるエビデンスが日本に殆どないという驚くべき事実が明らかになり、以来大規模臨床試験が盛んに行われたが、各領域のオピニオンリーダーや医薬産業のイニシアチブで行われ、若手医療者はその末端の作業に従事するだけであり、研究へのモチベーションは殆ど起こらなかった。その結果、日本発の臨床研究は世界30位に凋落した。しかし近年、大規模な医療データベースに若手医療者でもアクセスする可能性が高まり、また臨床試験だけではなく、観察研究の可能性も世界的に認識されるようになり、若手医療者自らの診療現場での悩みや課題から生み出したリサーチクエスチョンに基づく自分自身の臨床研究を行うことが不可能でなくなった。このことにより、若手医療者が臨床研究への高いモチベーションを有することになり、今後日本から臨床研究の発信が盛んになることが期待される。しかしこれを可能にするためには、優れた人材育成プログラム、若手医療者の学習や研究の時間をプロテクトするしくみ、彼らの研究を支えるインフラ、などが必要となってくる。もしこれらのことが可能になってくれば、日本発の臨床研究は、世界のトップレベルになり、世界の医療を変える可能性さえ出てくる。まさにデータベース研究は、若手医療者を元気にすることにより、医療を元気にし、そして国民を元気にすることが期待されているのだ。